天然砕石パイル工法のメリット

100年に1度の大雨と、大地震を想定した強度があります。

先ごろありました十勝沖地震(震度6.4)や阪神大震災(震度7)、東日本大震災(震度6強)でも岸壁で大きな被害が発生しましたが、砕石を使った地盤改良では大きな被害はなく、現在の工法の中では最適とされています。

砕石パイル形成と安心の理由

【1】HySPEEDドリル(直径400mm)により地盤を掘削
【2】天然砕石(直径20〜40mm)を投入
【3】砕石厚30cm程度にハンマー転圧(ピストンバブル)をして、
       十分しめ固めしながら地表まで砕石パイルを構築します。

砕石パイル形成と安心の理由

ポイント

機械だけに頼らない手作り工法

砕石は約50センチ単位で強度を確認しながら締め固めていきますので、施工に狂いがありません。

軟弱な地盤の中でもしっかりと側壁圧密する

パイル(杭)形成時の転圧作業で水平方向にも圧密がかかりますから、軟弱な地盤の中でも摩擦抵抗の高い丈夫な柱(砕石杭)が造られ、さらに強い底部圧密で柱(砕石杭)を支えます。

住宅瑕疵保証会社認定工法で更に安心です!

地震に強い工法です

地震に強い工法です

ポイント

大地震時には図のように地層の境目に沿って、せん断力がかかります。
セメント柱状杭や鋼管杭などでは、杭が折れ家の重さに耐えきれなくなり、家が傾いたり沈んだりします。これがHySPEED工法だと、砕石杭はせん断に対して追随することで、杭自体の破壊は起こりません。
また、地盤そのものを強くしますので、地震の揺れによる共振をやわらげる効果があります。

液状化に強い工法です

液状化に強い工法です

ポイント

砕石パイルはそれ自体が水を通すため、水圧を逃がす効果があり、何本も造られた砕石杭によりその効果は絶大で、地震による液状化を事前に食い止めることができます。

※掲載図はすべてイメージです。

HySPEED工法の特長

  • 地震時の衝撃に強い
    砕石パイルと現地盤で複合的に面全体で建物を支えるので、安定した強さがある。
  • 環境貢献工法
    天然の砕石しか使わないので、土境汚染や環境破壊による周辺地域への悪影響を起こしません。つまり住む人の健康被害を起こしません。
  • 産廃費用が発生しない
    産業廃棄物(コンクリート、鉄パイプ)として扱われないので、将来取り除く必要がありません。
     
  • リユースで地球に貢献
    将来家の建て替えをするときも、同程度の家であれば繰り返し使えます。
  • 唯一の液状化防止工法
    地震時の液状化をドレーン効果(排水効果)により抑制します。
  • CO2を5,000kg削減
    砕石しか使わないことにより他の工法に比べC02の排出を少なくします。
     
  • 無公害工法
    今まで施工が出来なかった地下水の多い地盤やセメントの固まらない腐植土の地盤、六価クロムの出る火山灰の地盤でも、問題なく施工が出来ます。
  • 遺跡になる工法
    セメントや鉄パイプのように劣化したり、錆びたりしない、永久地盤工法です。